剣道の昇段審査の講評の中で理合を理解していない。という指導されています。
「理合」とは何か?
剣道指導要綱では
次の様に説明されています。
自分と相手との間でとり行われる技や動きが合目的・合理的であり、技術が法則性にかなっていること。
剣道では、この理合にかなった技の追求が重要視されている。
もう少し理解しやすいように言い直すと!
物事の道理、物事を行う順序、手順のことと一般的な意味として解釈されます。
剣道で言う「理合」とは
「剣の理合」から様々な技の動作の際に、打突の順序、動作の順序を攻防で正しい姿勢で行われているかを物事の道理や法則などを示しているのです。
技の道理を知り、道理に従い自身の品位がしっかり合った状態での一致が必要なのです。
3つの理合を知る必要があります。
「間の理合」
自分と相手との距離をいいます。
剣道には主に3つの間合いがあり、「一足一刀」「近間」「遠間」となります。
言葉としてはどれも聞いたことがあるかもしれませんね。 この3つ間合いは、自分の体格や能力、相手、打とうとする技、状況によって使い分ける必要があります。
しかし、誰しも自分の間合いというのを持っています。
間合いを制することが勝負を制すると言っても良いでしょう。
つまり、自分が一番得意とする自分と相手との距離を知っておくことが勝敗の鍵となります。
一足一刀
1歩踏み込めば相手に打突できる距離とされています。 剣道の基本とされる間合いです。
「打ち間」「中間」と呼ばれることもあります。 おおよそ、両者の竹刀の剣先と中結の中間程度の位置で交わっている距離を言います。
剣道の基本とされる間合いなので、稽古のときは一足一刀から打突することを指導されていると思います。
近間
一足一刀よりも近い間合いを言います。
剣道の基本の間合いは一足一刀の間合いですので、それよりも近い間合いは近間ということになります。
近間というのは、簡単に相手に届く距離のため打突時に有利に感じるかもしれません。
こちらが余裕を持って打てると感じているときは、相手も同じように感じています。
つまり、近間はお互いに危険であり、油断を許さない距離といえます。 しっかりと攻め勝って相手の中心を奪ってから打突することが大切です。
遠間
一足一刀よりも遠い間合いをいいます。
遠間では基本的に自分も相手も打突しようにも届かない距離といえます。
では、この遠間で何をするかというと、攻めて相手の様子を伺うということをします。
遠間から相手の様子を伺いながら一足一刀の間合いに入っていき打突するという流れを覚えておきましょう。
「正中線の理合」
自分の身体中心の縦線を正中線と言います。
その自身の正中線に沿って振り上げ、振り下ろして打つことです。
「中心の理合」
一般的には、剣先を相手に向けておくことが「中心取り」と考えてしまいます。
前項の「正中線」で自分の正中線上で竹刀振り上げ、振り下ろすことを説明しました。
相手より優位に立つためには、必ず制さなければならない中心なのです。
そして負けないために決して奪われてはならないポイントなのです。
この「中心」というのは、先に説明した「間の理合」によって「打てる間」に入り込むと同時に、「正中線の理合」によって、自らの正中線上に相手を置いた上で、今、相手を打てば確実に打つことが出来るという、距離と時間の位置取りのタイミングがぴったり一致した瞬間の一点と見ることができます。
理合についてのまとめ
間の理合(わが間)で正中線の理合(自身の中心)から狙う打突部位の中心をとらえ、
剣の理法の3つの理合を考えながら、剣道の攻防で合った動きと精神で、剣の理合を意識して行うことが重要と意識しています。
剣の理法を知ることで、無駄のない動き、打突、隙のない動作などを同時に意識することで、理合の剣道へと繋がっていくと日々精進しています。
人様に理合とは何かを解く力量は有りませんが、目指している点を記載しましたので、ご容赦ください、
長年、剣道の稽古で酷使している関節!
膝の関節では、正座に蹲踞!最近では蹲踞するたびにぐらつき、竹刀の剣先を床に着くことが有ります。
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グラツキも無く安定しています。
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